抱えきれない

最近小説の「宝石商リチャード氏の謎鑑定」にハマっています

今のところ九巻まで出ていて昨日全部読み終えました

分類的にはミステリーらしいですがミステリー要素はそこまで強くないです

読み始めるとだいたい一冊につき一日のペースで読んじゃいました

耐えられなくて

耐えられないよ、本当に

腐女子の感想なので内容がある一点に集中しがちですがご了承ください

 

私は何に対してもハマっているという自信が薄めなんですが、先日新国立美術館で開催されているカルティエ展に行く機会があり、そこで大量のハイジュエリーを目にした際に「あ!これ!リチャードがなんか言ってた気がする!(最近読んだのにうろ覚え)」といろいろなカタカナで興奮したので恐らくハマっているのだろうなと思いました

周りから見れば一目瞭然でも基本的に自覚が遅いタイプです

いつも落ちた穴の底で暫く暮らしてから「あれ!?もしかして穴に落ちちゃってる!?」と吃驚しています

 

楽しいですよね、何かのオタク観点の美術館や博物館鑑賞

視点が増えるのでただ眺める事以外にもお楽しみサブイベントが発生します

カルティエ展良かったですよ

12/16までやってるので行けたらまた行きたいですね

 

なんでハマったかと言いますと、まぁ、なんといいますか、こちら↓

orangebunko.shueisha.co.jp

で表紙を確認していただければなんとなくお察しくださるかとは思いますが 、その、なんといいますかね

 

 

お互いの事が大好きすぎる男が二人いるんすよ!!!そこに!!!

ちょうどそこに!!!!ほら!!!!!

 

初めて字を大きくしてしまった気がします。声を大にして言いたかったので失礼致しました

今嘘だったらいけないなと思い、確認したところ商業BL作品の「あさってにキス」の受けちゃんがかわいいという主張の時に字を大きくしていました

申し訳ありません。しかし太くしたのは初めてのようです

 

表紙に描かれているのはメインの登場人物である日本人大学生の中田正義とイギリス人の宝石商のリチャードの二人です

この二人がなんかね、もう、あの、やばいの

正義はリチャードの為ならまじで何でもしてしまうのではというぐらいリチャードが大好きだし、リチャードは全てが完璧だけど唯一の弱点は正義というぐらい正義が大好きで私は読みながら何度も「何これ……」と口元に手を当てて悲鳴をかみ殺しました

まぁいろいろあるんですけどね……

最初は「なんかBLぽくて楽しいな~!」ぐらいの感覚でいたのですが、読み進める度に「君たち一生一緒にいてくれや……頼むでほんま……」となり、今はもう澄んだ瞳で「何があっても二人の絆は永遠よ」と思っています。それぐらいのでっけえ何かがあります

 

この二人の関係性は所謂ブロマンスというジャンルなるのでしょうか

お互いの事が大事で大好きすぎる二人が出てきますが今の時点ではBLというわけではないです

人によっては「いやこれBLでしょ!」となるかもしれませんし

しかし人によっては「わざわざ括る必要ないわ!愛にはいろいろあるのよ!」となるかもしれません

まぁ何れにせよ、愛、なんですよね……

 

興味を持たれた方はこのぐらいの前情報で読んでいただいた方がいいかもしれませんが、もう一声という方の為に少しだけ中身に触れながらお話ししようかなと思います

しかし拙者下手なんで候、布教と言いますか興味を引くような宣伝が

上手な人ってすごいですよね。ごく自然と気を引いて相手の負担にならない程度に押す時は押すという感じでスムーズに一名様ご案内してて羨ましいです

私は縋るように押し付けて相手の好意に甘えていざ読んでもらえそうになった瞬間こんなに押し付けたのに楽しんでもらえなかったらどうしようと不安になって「あ…そんなに…面白くなかったらごめん…」とか言い出して興を削ぐタイプの輩なので見習いたいです

 

小説というのも漫画やアニメと比べると手を出して貰うには少しハードルが高いので、素直に1月のアニメを待つべきなのかもしれませんが、できましたら早めに仲間を増やしたいのです。もう一人ではこの感情を抱えきれないの。助けてちょうだい

 

作者の辻村七子先生のサイトに序盤の二人の雰囲気が解る短編がありましたので読んでみるか迷っている方は参考にしてみてくださいtjmr75.wixsite.com

 

あと此方は本編を読んでないと少し解らないところがあると思いますが私めがギャッとなったやり取りがありましたのでよろしければ

tjmr75.wixsite.com

 

 おいしいシーン、作中にめちゃくちゃあります

ノルマでもあるんですか先生!というぐらい一章につき最低でも一度は血が滾ります

正義の作ったプリンをリチャードが嬉しそうに食べるだけでもありがたいぐらいなのにダイヤモンドを二人で見に行った際に誤解した店員に祝福されたりことあるごとに交際していると勘違いされたり、正義があまりにも迂闊且つリチャードへの好意をオープンにしすぎているので序盤はそういったシーンは多いです

巻数が進んでくると別に誤解でもなくなってきます

中田正義は本当に恐ろしい男なんですよ

「月が綺麗ですね」という言葉の意味をわかった上でそれに「お前の方が綺麗だ」なんて悪気も下心もなく返せる大変恐ろしい男です

そんな感じのかわいらしいものからお互いを大切に思うあまり何も言わずに離れようとしたり(これ正義バージョンとリチャードバージョンの両方あります、ありがたい話ですね)、海を越えて追いかける等の重めの物もあります

私相手の為に身を引こうとするやつ大好きなの!ハッピーエンドありきだけど!

 

なんだかうまく宣伝できないのでひとまず一巻読んでいただけないでしょうか

アピールが下手すぎて直談判してしまいました

そして出来れば四巻、そして六巻、更に九巻まで読んでほしい

 そして私と一緒に銀座の資生堂パーラーでストロベリーパフェを食べてほしい

理由は本編またはこちらを読んでください

tjmr75.wixsite.com

 

お頼み申す~~~